住に対する想い

名古屋のとある住宅工務店のパンフレットに書かれていた、その会社のコンセプト文の一部。「建物は人間の身体や精神に大きな影響を及ぼす大切な空間である」。平たく言えば、どこかへ遠出して家に帰ってくるとほとんどの人が「やっぱり家が一番!」って感じる、匂いだったり、色だったり、感触だったり。だからこそ家を自分流に愛して欲しい…と結ばれていました。

住宅を作る側はその空間を。私たちはその空間を彩るインテリアを。扱うものは違えども、同じ想いで「住」に対する商売を真剣に考えて感じている言葉だと思います。

 そんな体や心に大きな影響がある、パームスプリングスとお客様を結ぶ大事な商品を今週木曜日から見つけに行ってきます。

回数を重ね「住」のことを真剣に考える日を重ねるたびに、買い付けの重さをヒシヒシと感じますが、また勇気と希望を忘れず足取りは軽く西へ東へ行ってきまーす!

リペアの日々

家具のリペアはほぼ毎日すこしづつやっています。私は以前木工の工場に勤めていたことがあり、その経験が役立っています。

半世紀ほどの時とアメリカでの使用状況、さらにアメリカから日本への輸送時にダメージを受けた家具を修理する。買付けや販売と同じくらいとてもやりがいのある仕事です。現地での買い付け時に「これは修理しないとそのままでは出せないなぁ」と思って買い付けるものもいくつかあるのですが、買い付けのときに見落としていたキズを発見することがあります。

このキズを出来るだけ目立たなくとか、ピッタリ閉まらなかった扉を閉まるようにするなど、リペアの方法は多岐にわたります。

 例えば木部の表面のキズやしみなどは、塗装を一旦剥離し、少し木を削るためサンダーをかけ、再度塗料を塗ります。家具の移動中に化粧板の表面をひっかけてバリバリ(写真)になったものは、その部分を削り同じ素材の木を新たにはめ込んで、再塗装します。曇ってしまったメッキは指の皮が薄くなるかと思うくらい磨いたり、布のよごれを洗浄したり、ちょっとしたほつれは裁縫したり。

 どうしても出来ない時計の修理とか、ソファの張替えなどはその手のプロの所へ持込みします。こういう技術はインターネットが発達しても宇宙へ旅行に行く時代になっても、残していきたい技術であり、そういう技術で残していける「もの」だと思います。

“リペアの日々” の続きを読む

フェイバリットストア

服を買いに行くときって、だいたい買い物のコースが決まっていませんか?自分のその時の感性や趣味が合うお店がだいたい決まっていて、そのお店に行くと「やっぱりなー。わたしの好きな物よく知ってるわ!」とあたかも自分のために用意されているように買い物をしたりします。

 当店には家を新築したり、マンションを購入されるのをキッカケに家具を探しているお客様がたくさん来られます。毎週のように色々な家具屋さんを回っています。という方が多くいらっしゃいます。

家は出来上がってからも時間をかけて作り上げていく空間だと思うので、そういうお客様がパームスプリングスに行くと趣味が合うものが置いてあるとか、目的はないけどちょっと見に行こうと、何度も来てもらえるお気に入りのお店になれるといいな。と思っています。

ビンテージカー

e4abcfc3.JPG写真のホイールは随分前に中古で購入して使う事なく自宅の倉庫に眠っていた物です。「69年式のカマロに履いていた」と聞いたのが購入の動機です。と、言っても私はカマロを所有していません。

いつかビンテージのカマロを買った時に、このホイールを付けたくて磨いて保管していました。指の皮が薄くなるかと思うくらい磨いていたのに、先日買い替えた車には適合せず、泣く泣くホイールを売ることにしました。カマロやコルベットなどアメリカを代表するビンテージカーはアメリカ国内でも値段が上がっていて、綺麗な物だと日本円で300万円ぐらいします。これからは高くなる事はあっても下がることはないでしょう。恐らくビンテージの家具もこの先増えることはないので同じだと思います。

時代と共に自動車の環境も変わりハイブリッド車や燃料電池車など代替燃料で動く自動車が主流になっても、いつか乗れればいいなぁと思っています。

 アメリカではガソリンが一昔前の倍ぐらいの価格になっています(それでも日本よりは安いですが・・・)。知り合いのアメリカ人はハイブリッド車のトヨタのプリウスに乗って、「ガソリンいらないから大好き!」って言ってました。日本にいるからアメリカ車に乗りたいと思いますが、私がアメリカ人なら彼のようにトヨタに多分乗ってますね…。

“ビンテージカー” の続きを読む

写真の技術

只今当店が力を入れているランプ類。ダイアリーでも何度となくランプの重要性や使い方などをご紹介してきました。でも「百聞は一見にしかず」見て頂いてお買い上げいただくのが、一番納得がいきますよね。私の目に映ったようにご紹介をしたいと思い、デジカメのシャッターをきるのですが、これが何枚いや何十枚とってもなかなか納得いくものが取れないんですよ…。

言葉でも表現しづらいですが、光の輪(虹色に見えたり、ちょっと涙目で光を見たときの光の線とか)が私には見えているのに、デジカメで撮った写真を見るとその光の輪が取れてないんです…。ガラスをとおって乱反射した光が壁に映ってすごく綺麗なのに。

 別に実物をデフォルメしてネットで売ろうなんて考えてないんですが、私の写真技術では実物より良くない写真になってしまっています。

どなたか素人でも、ご隠居寸前のデジカメでもランプの魅力を発揮できる撮りかたをご存知の方いらっしゃいませんか?アドバイスお願いします…あと、5歳いや10歳若く撮る方法なんかも知っていたら教えてください(笑)

継続は力なり

ホームページを開設するときに、ダイアリーのページをつくるかどうか悩みました。というのも日記もさることながらスケジュール帳ですら続いたことがなかったので、あまり更新されていないページになってしまうんじゃぁないかと思い、ちょっと悩みました。

予想に反して「なかなか続いてるやん」と思っています。特に買付けのときは正直ヘトヘトになって部屋に入るので今からダイアリー?!マジで?ムリムリ。と思いながらも、カタカタ綴っていました。それでも時々ダイアリー(ホームページ)についてお褒めの言葉を頂いたりすると嬉しく思います。

先日も遠方のお客様から「購入の決め手はダイアリーを読んで人柄が映っていたので…」と言っていただき、一人家でニコニコしていました。今もそうですが、ホームページの更新作業ってホント地味というか何というか…

この時点ではだれも何も言ってくれないので、ひたすらパソコンに向かって心の中で「このランプすごい綺麗なんですよー」とか「この斜めのラインが日本製の家具にはないんだよねー」とか言いながらページを増やしていってるので、何日か後に購入して頂いたお客様から「写真で見たものより実物のほうが良かったです」と感想を頂いたりすると、この地味な作業が報われたとホッとします。

 レイアウトサンプルのページもなかなか好評ですので、これからもビンテージ家具の魅力を伝えられるよう、ちょっとづつですがアップしていきます。ご注文や問い合わせ以外でも、そんな励ましのメールなど頂けると嬉しいです。

時間合わせ

アメリカでビンテージの時計を買い付けるときに、ちゃんと動くかどうかを尋ねるのですが、たいていコンセントを差してくれたり電池を入れて確かめてくれます。その時はこちらも動いたことで納得して購入することになるのですが、日本に帰ってきていざ時間が合うかどうかを確かめるために、何日か動かして確認します。そうすると、アバウトな私でも気になるくらい時間がくるうものや、中のライトが光らないものがでてきます。「あーまたやられた」という感じです。

アメリカでそんなに長い時間テストする訳にもいかないし、あちらも悪気がある訳ではないので、なんとも困ってしまいます。で、結局時計屋さんに修理に出すことがよくあります。

 でも、先日おもしろい時計の使い方の話になりました。動作テストをまだしていない時計が欲しいと尋ねられ、その旨をお話すると「アパレルのお店で使いたいので、お客様に時間を気にして欲しくないんです。だから合わなくても構いません。壁のアクセサリーとして十分使えるので、そのままで結構です」と。

そうですよね。正確に時間を知りたければ、電波時計でも買ったほうがいいですもんね。

 みなさん家に時計っていくつあります?その時計って全部時間合いますか?うちはどれもだんだん合わなくなって、毎回「いま何時なんだろう」と携帯の時間で合わせたりしています(笑)

壁の穴

私の今の住まいは築35年の平屋の借家です。庭もついていて住み心地はなかなかのものです。お客様との会話でよく出るのが、賃貸なので壁に穴があけられない…というもの。私も小さいときからずっと賃貸住まいですので、その事情よーくわかります。

特にうちの父親は壁の穴はもちろんのこと、床のキズや騒音までに結構気を使う人で、そんな環境で育った私も汚さず綺麗に使うのが普通になってました。そんな私が、古い借家を選んだ理由は「一番リラックスしたい部屋だから、気を使いたくない」というものからでした。

昔の家の柱には、自分の成長を刻んだ柱とか兄弟喧嘩のときにできたキズとか、使い込まれて角が丸くなった柱とか好きな歌手のポスターの跡とか、なんだかホッとする形跡があると思います。それが自分の歴史でもある訳で。

 ですので、ビスの小さな穴が少し開いたくらい(大きすぎるのはどうかど思いますが)自分がそのときに良いと思って開いた穴くらい、想い出との交換で開けてしまってはいけないでしょうか。

あくまでこれは私の考え方ですので強要するつもりはありませんが、他の誰かに見せるわけでもなく、自分だけの空間への贅沢がどれだけ自分に活力を与えてくれることか、そういう気持ちを大切にしてほしいな、と思います。

ご隠居

78c46c9c.JPG買付けの期間に撮る写真の数は、半端ないくらいの量になります。もちろん商品の写真は一品一品必ず撮るのでその数も足されますが、恐らく300枚くらいはかるーく超えるくらい撮ります。

今はデジカメの時代なのでホント助かりますよね。これ現像してたらいくらかかることやら…。人(いや、私。)の記憶って結構あいまいだしメモリの量も限られているようなので(笑)、デジカメ、ホントに助かっています。ただ、うちのデジカメは数年前に購入したものなので、デカイんです。「うつるんです」よりほるかにデカイんです。

アメリカで写真をとるとき場所によっては撮影していいかどうか分からないところもあって、そんな時はコソッと撮って帰りたいのですが、デジカメが大きくて目立っているのではないかとヒヤヒヤします。

 で、そのデジカメをご紹介しようと思ったんですが、あたりまえですが写真を撮るための道具なので、2台ないと撮れないんですよね…

最近、調子が悪くなってきたのでそろそろご隠居かしら。ご隠居といえばもうひとつ。4月で車検だったうちの車。94年式のシボレーで走行距離14万キロ、錆で穴だらけのマフラーで交換しないと車検は無理で、ラジエターの腐食もひどくて…。アメリカでは14万キロならまだまだ現役なんでしょうが、日本の環境ではやっぱりもう限界みたいです。

ホントは車検を受けるつもりでしたが、いつもお世話になっている車屋さんに真顔で「やめた方がいいよ」と言われると少し悩みました。

 昨年に子供が生まれてベビーカーとか色々積んで移動する事が多くなったので、このタイミングで少し大きい車に買い換える事にしました。いつもなら車の買い替え時期はうれしいものですが、この車とは9年も付き合ったので少し寂しい感じがします。

来週には新しい相棒がくる予定です。

それぞれのアメリカ

アメリカの商品を置いていると、アメリカつながりでいろんなお客様がいらしてくれます。留学していたことがある方や、アメリカで仕事をしていた方。これから旅行に行かれる方。

そんな方々とは、こんな名古屋の外れの畑に囲まれた店内で、遠くカリフォルニアの話で盛り上がったりして、その話の終盤に必ず「あーアメリカ行きたくなってきた。」と口をそろえて言いいます。多分、それぞれの脳裏に残っているアメリカの光景が思い出されているのではないでしょうか。

そして、アメリカを感じられる家具や雑貨を見てリフレッシュして帰られます。これからもアメリカを感じられるものを仕入れて、みなさんと分かち合えるといいな。と思うのと、私が感じたアメリカも私なりにお伝えしていきたいな。と思います。