時間合わせ

アメリカでビンテージの時計を買い付けるときに、ちゃんと動くかどうかを尋ねるのですが、たいていコンセントを差してくれたり電池を入れて確かめてくれます。その時はこちらも動いたことで納得して購入することになるのですが、日本に帰ってきていざ時間が合うかどうかを確かめるために、何日か動かして確認します。そうすると、アバウトな私でも気になるくらい時間がくるうものや、中のライトが光らないものがでてきます。「あーまたやられた」という感じです。

アメリカでそんなに長い時間テストする訳にもいかないし、あちらも悪気がある訳ではないので、なんとも困ってしまいます。で、結局時計屋さんに修理に出すことがよくあります。

 でも、先日おもしろい時計の使い方の話になりました。動作テストをまだしていない時計が欲しいと尋ねられ、その旨をお話すると「アパレルのお店で使いたいので、お客様に時間を気にして欲しくないんです。だから合わなくても構いません。壁のアクセサリーとして十分使えるので、そのままで結構です」と。

そうですよね。正確に時間を知りたければ、電波時計でも買ったほうがいいですもんね。

 みなさん家に時計っていくつあります?その時計って全部時間合いますか?うちはどれもだんだん合わなくなって、毎回「いま何時なんだろう」と携帯の時間で合わせたりしています(笑)

壁の穴

私の今の住まいは築35年の平屋の借家です。庭もついていて住み心地はなかなかのものです。お客様との会話でよく出るのが、賃貸なので壁に穴があけられない…というもの。私も小さいときからずっと賃貸住まいですので、その事情よーくわかります。

特にうちの父親は壁の穴はもちろんのこと、床のキズや騒音までに結構気を使う人で、そんな環境で育った私も汚さず綺麗に使うのが普通になってました。そんな私が、古い借家を選んだ理由は「一番リラックスしたい部屋だから、気を使いたくない」というものからでした。

昔の家の柱には、自分の成長を刻んだ柱とか兄弟喧嘩のときにできたキズとか、使い込まれて角が丸くなった柱とか好きな歌手のポスターの跡とか、なんだかホッとする形跡があると思います。それが自分の歴史でもある訳で。

 ですので、ビスの小さな穴が少し開いたくらい(大きすぎるのはどうかど思いますが)自分がそのときに良いと思って開いた穴くらい、想い出との交換で開けてしまってはいけないでしょうか。

あくまでこれは私の考え方ですので強要するつもりはありませんが、他の誰かに見せるわけでもなく、自分だけの空間への贅沢がどれだけ自分に活力を与えてくれることか、そういう気持ちを大切にしてほしいな、と思います。

ご隠居

78c46c9c.JPG買付けの期間に撮る写真の数は、半端ないくらいの量になります。もちろん商品の写真は一品一品必ず撮るのでその数も足されますが、恐らく300枚くらいはかるーく超えるくらい撮ります。

今はデジカメの時代なのでホント助かりますよね。これ現像してたらいくらかかることやら…。人(いや、私。)の記憶って結構あいまいだしメモリの量も限られているようなので(笑)、デジカメ、ホントに助かっています。ただ、うちのデジカメは数年前に購入したものなので、デカイんです。「うつるんです」よりほるかにデカイんです。

アメリカで写真をとるとき場所によっては撮影していいかどうか分からないところもあって、そんな時はコソッと撮って帰りたいのですが、デジカメが大きくて目立っているのではないかとヒヤヒヤします。

 で、そのデジカメをご紹介しようと思ったんですが、あたりまえですが写真を撮るための道具なので、2台ないと撮れないんですよね…

最近、調子が悪くなってきたのでそろそろご隠居かしら。ご隠居といえばもうひとつ。4月で車検だったうちの車。94年式のシボレーで走行距離14万キロ、錆で穴だらけのマフラーで交換しないと車検は無理で、ラジエターの腐食もひどくて…。アメリカでは14万キロならまだまだ現役なんでしょうが、日本の環境ではやっぱりもう限界みたいです。

ホントは車検を受けるつもりでしたが、いつもお世話になっている車屋さんに真顔で「やめた方がいいよ」と言われると少し悩みました。

 昨年に子供が生まれてベビーカーとか色々積んで移動する事が多くなったので、このタイミングで少し大きい車に買い換える事にしました。いつもなら車の買い替え時期はうれしいものですが、この車とは9年も付き合ったので少し寂しい感じがします。

来週には新しい相棒がくる予定です。

それぞれのアメリカ

アメリカの商品を置いていると、アメリカつながりでいろんなお客様がいらしてくれます。留学していたことがある方や、アメリカで仕事をしていた方。これから旅行に行かれる方。

そんな方々とは、こんな名古屋の外れの畑に囲まれた店内で、遠くカリフォルニアの話で盛り上がったりして、その話の終盤に必ず「あーアメリカ行きたくなってきた。」と口をそろえて言いいます。多分、それぞれの脳裏に残っているアメリカの光景が思い出されているのではないでしょうか。

そして、アメリカを感じられる家具や雑貨を見てリフレッシュして帰られます。これからもアメリカを感じられるものを仕入れて、みなさんと分かち合えるといいな。と思うのと、私が感じたアメリカも私なりにお伝えしていきたいな。と思います。

It’s a Big Big World

0012d6e7.JPG写真は前回の買付けのときに、おみやげ(娘に)として購入した絵本の地図です。娘に世界は大きいぞ、君はどう生きる?と問いかけたいので買ってみました。

去年の今ごろ、ここ(倉庫)をお店らしくする構想を練っていました。それからコンテナで商品が届いて、お店をオープンしてホームページを開設して買付けに行って…なかなか忙しい日々を過ごしました。ダイアリーを読んでいただいていると、その様子が手にとるように分かるのではないかと思います。

 そして2年目もいろんな展開をし、目を離せないショップになるべく企みを計画中です。ただいま水面下で準備しております。

まだ公表できる企みはないのですが、きっと話題盛りだくさんでダイアリーを更新できると思っています。応援よろしくお願いしまっす!

これからどう生きる?

ひかり

ac214628.JPG結婚(同棲も含むかな)してよかったと感じる瞬間は?というよくある質問の上位に、「帰ったときに電気が付いている」という答えがあると思います。それだけ家にはあたたかいホッとする安らぎを求めているのでしょうか。

お店でも昼間からランプがつけていて、夕方からはたくさんの明かりが付きます。畑に囲まれた環境のお店ですので、夜になると少し目立つようになります。私の家のランプは洗面台以外すべて電球色のライトがついているのですが、この色の明かりに慣れてしまっているため、どうも蛍光灯のこうこうとした空間が苦手になりました。出産の時も分娩室は蛍光灯だったので、出産後もなかなか興奮がおさまらなかったのを覚えています。

 昼間、仕事をしている人は部屋で過ごす大半の時間、ライトをつけていると思います。ですので、一度ライトについて考えてみてはいかがでしょうか。私のお薦めのランプの吊りかたは、メインのランプともう一つ、部屋のコーナーにペンダントランプを少し低めに付けて、明かりが付いていないランプ自体を楽しむのと、(ランプの外側にもよりますが)壁に映る光も楽しんでほしいな、と思います。

 このダイアリーを読んだら、LAMPをクリックしてみてください。ランプについて、きっと違った見方が出来ると思います。

写真:夜のパームスプリングス。略して夜パー。

成果

最近、世間を騒がせている英会話教室のノヴァ。前にも触れましたが、3年ほど前に通っていた時期があります。でも、その当時はアメリカから家具の輸入をしようと本気で考えていた訳ではなくて、授業料の一部が返金される教育給付金制度が初年度から変更されて、返金される金額が少し減ったので、このままだと制度自体がなくなるかもしれないので、この制度があるうちに行こう。と思ったのがキッカケでした。

そんな安易な考えからの通学だったので、当然レベルアップもゆっくりでした。ノヴァに通って一番の収穫は外国人を前にしても緊張しなくなったこと。(テンションは相変わらず上がりますが…)でも、緊張したり、言いたいことが言えなくて苦笑いして飲み込んでいたことを考えると、随分進歩したと思います。なんとかして、仮にゼスチャーでも、自分の言いたいことを伝えようと粘れるようになったのが、うん十万円の成果です。

 ノヴァは40分間で1授業だったのですが、その40分間に一応テキストの1レッスンを終了しなければならないのですが、慣れてくると講師のプライベートな話などで盛り上がってしまい、半分雑談で終わるときもありました。でも、この雑談こそが一番勉強になったと思います。

大半の講師に日本に来た目的を聞いていたのですが、まず日本に来て英会話講師で稼いで、そのあと世界を何カ国も回って、最終的に本国に戻るというプランを持った講師が結構いました。いろんな国に住んでみて、最終的にどこの国に住むか決めるっていう人もいました。

その自由な発想に度肝を抜かれたのですが、行き当たりばったりでアメリカで家具を探して輸入してってやっているアンタも負けず劣らず自由な発想やで!と友達に言われたときに、ノヴァでのもうひとつの成果を実感しました。

奇跡的

先日、お越しいただいたお客様は大きなカッコイイ時計をお探しでいらっしゃいました。大きいというか、存在感がある時計で只今修理中のスターバーストの写真をお見せしようと、「レイアウトサンプル:リビング(2)」のページをお見せしたところ、時計よりソファが目に飛び込んできたようで、「このソファおいくらですか?ってか私、この部屋に住みたいです!」という感想を頂きました。

あいにくソファは2週間ほど前に売れてしまったという話をさせて頂いたのですが、相当気に入って頂いたようで、その後も何度も何度も「この部屋がイイ。この部屋に住みたい。」と画面に見入ってらっしゃいました。おそらく同じ物はもう手に入らないですよね。と分かっているけど質問したくなるような出会いだったそうで、とても残念そうでした。

 半世紀ほど経った時間と地球を半周ほどしてバラバラの点だったそれぞれが、ピッタッリ合うタイミングでお客様の手に渡っていくって奇跡に近いように思いませんか?そんな奇跡を手に入れに、パームスプリングスに来てください。

ところで…時計はいらなかったのでしょうか…??

パッケージ買い

ca4a471e.JPG前回の買付けの時に、もうひとつ(ひとつ目は3/17のダイアリーを読んでください)いいもの見つけました。スーパーでパッケージが気に入って買ったクッキー。開けた瞬間に「なぁ~るほど!これいいねぇ。」と感動しました。

私が今までに日本で見てきたクッキーのパッケージは箱に入ったものとか、クッキーの半分くらいの高さの透明のトレーにクッキーが入っていて、袋にそのまま入っていたり、個別包装されているクッキーが大袋に入っていたりというものが、ほとんどでした。

アメリカで買ったクッキーは、外側の袋にオープン用のつまみがついていて、そのつまみを引っ張ると袋がやぶれるようになっているのですが、その切り口に透明のテープが付いていて、開閉が何度も出来るようになっていました。ちょうど、ポケットウエットティッシュの袋と同じで、中のものが乾燥又は湿気ないように密閉でき、しかも繰り返し使えるというものでした。

個別包装なんてゴミのでるコストのかかることなんかせずに(もしかしたらその方が安いかもしれませんが…)これは、ほかにも使い道がたくさんありそうだなと感じました。

ただ大食漢のアメリカ人は、このくらいの量のクッキーなんてすぐ食べちゃいそうなんですけど…。ね。

写真:この顔サイコーにカワイイとおもいません?

光と影

先日のダイアリーでペンキ塗りの話をしましたが、以前に住んでいた家(築30年以上の借家)の壁は、綿壁(繊維壁)というものでベージュの繊維に少し金色の繊維がまじっている壁でした。立地上、日当たりがあまり良くなかったので昼間でも少し暗かったのですが、その繊維壁と天井、模様の入ったガラスの建具をクリーム色のペンキで塗りました。(もちろん大家さんには了承済みでしたよ)

 当然、明るくもなったのですが、それ以上にペンキを塗ったら何故だか温かみがでて、狭くて古い家だったのがとてもかわいらしい部屋になりました。人それぞれ感じ方は違うので綺麗とは言いがたいんですが、なんとも和む空間になりました。特に天井はすのこようにデコボコになっていたので、影が出来て表情がでてステキになりました。部屋の中でも光と影を上手に使えると、かなり上級の部屋ができると思います。

 洋書などでとりあげられている部屋は、必ずといってもいいほどペンキを重ねて塗ってあります。建物の外壁もそうです。

ペンキには心を和ませる魔法のような、何かがあるような気がします。