家具のリペアはほぼ毎日すこしづつやっています。私は以前木工の工場に勤めていたことがあり、その経験が役立っています。
半世紀ほどの時とアメリカでの使用状況、さらにアメリカから日本への輸送時にダメージを受けた家具を修理する。買付けや販売と同じくらいとてもやりがいのある仕事です。現地での買い付け時に「これは修理しないとそのままでは出せないなぁ」と思って買い付けるものもいくつかあるのですが、買い付けのときに見落としていたキズを発見することがあります。
このキズを出来るだけ目立たなくとか、ピッタリ閉まらなかった扉を閉まるようにするなど、リペアの方法は多岐にわたります。
例えば木部の表面のキズやしみなどは、塗装を一旦剥離し、少し木を削るためサンダーをかけ、再度塗料を塗ります。家具の移動中に化粧板の表面をひっかけてバリバリ(写真)になったものは、その部分を削り同じ素材の木を新たにはめ込んで、再塗装します。曇ってしまったメッキは指の皮が薄くなるかと思うくらい磨いたり、布のよごれを洗浄したり、ちょっとしたほつれは裁縫したり。
どうしても出来ない時計の修理とか、ソファの張替えなどはその手のプロの所へ持込みします。こういう技術はインターネットが発達しても宇宙へ旅行に行く時代になっても、残していきたい技術であり、そういう技術で残していける「もの」だと思います。
BEFORE
AFTER
