エイドリアン

入荷直後ということで店内にもイギリス・ヨーロッパの家具がいつもより多めに並んでいます。
パソコンに向かっている右手にもGプランのディバイダーがあったりして、いつもとは違う景色。

せっかくなのでヨーロッパミッドセンチュリーの話を、とも思ったのですが、
今日はウェブショップに掲載されているアイテムのデザイナーについて書こうと思います。

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こちらのコーヒーテーブルのデザイナー、エイドリアンです。

Adrian Pearsall(USA, 1925-2011)

エイドリアン・ピアソール(パーソールとも)はアメリカ出身のデザイナー。
力強くのびのびとしたデザインで50・60年代に活躍した、アトミックエイジのアイコン的存在です。

ゴンドラソファや上記のコーヒーテーブル、ハイバックのシングルソファなどなど、パームスプリングスでも過去に色々と取り扱ってきました。

11Adrian Pearsall Single Sofa
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どれも大胆で伸びやかで、オブジェのような佇まいが魅力なんですよね。。

エイドリアンは、イリノイの大学で建築エンジニアリングを学んだ後、妻と共にロートアイアンを使った家具をデザインしはじめます。
週末になると車に家具を積みこみ、ニューヨークなどのデパートに営業に行っていたとか。

1952年にはペンシルバニアのWilkes-Barreでクラフト・アソシエイツを設立。
兄弟のリチャードも事業に加わり、6人だった従業員は800人にまで増え地元の大手企業になりました。

carft associatesは家具雑誌に取り上げられるなど、当時から高く評価されてたんですね。
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テーブルのベースを積み重ねたサマなんて、オブジェそのもの!

ソファやテーブルの他にも、クラフトアソシエイツからはこんなアイテムも販売されていたみたいです。

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アトミックエイジらしく、地球自体がロケットのようになってます。
こんな地球儀なら子供から大人まで手元に置いておきたくなりますよね。

その後1968年にLANEに買収され、エイドリアンデザインのLANE社製家具もいくつか生まれます。

これとか、
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これなんかもエイドリアンデザインらしいです。
(サインなどはないですが、海外サイトだとエイドリアンデザインとして紹介されてたりします)

エイドリアンは自社が買収されるとJohn Grahamと共にComfort Designsという別会社を立ち上げますが、最終的には家具デザインから引退してしまいました。

ですが、彼のクラフトマンとしての意欲は衰えることなく、引退後はクラシックヨットのレストアや航海に熱中するようになり、情熱を傾けていたそうです。

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海辺の快活なおじいちゃん、といった雰囲気。

デザイナーとして活躍していたときから、おごり高ぶることなく慈愛に満ちた人柄だったとか。
優しい感じがこの写真からも伝わってきます。

アメリカンミッドセンチュリーらしい力強さがありながらも、キツくギラギラしていない柔らかい雰囲気のデザインは、エイドリアンの人柄がにじみ出ているのかもしれませんね。

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indoor-outdoorの第一歩

インテリアに欠かすことのできないグリーン。雑誌などでもよく特集されていますよね。
でも一口にインテリアグリーンと言っても、選ぶ植物や花器によって大きく雰囲気がかわります。

ミッドセンチュリーモダンなインテリアに合う植物なら、、
と考えると、真っ先に思い浮かぶのはサボテンや多肉植物でしょうか。

多肉は近頃人気なのもあって雑貨店などでもよく目にするので、すでにお部屋にあるよ!という方も多そう。
寄せ植えしたり、種類も豊富なので好みやインテリアに合わせて選べるのも魅力です。

観葉植物としてお馴染みのサンセベリアなどもミッドセンチュリーインテリアでよく見かけます。
それもそのはず、リュウゼツラン科(分類体系によっては違うようですが)で、多肉植物の一種なんです。

サンセベリアは一般的になっているが故、選ぶ花器によっては(悪く言えば)実家にありそうな感じにもなってしまう危険をはらんだ植物ですが、入手しやすく丈夫なうえ、上にむかってしゅっと伸びるので高さがでてインテリアグリーンとしても優秀なんです。

植物にそんなに興味はないけど何かグリーンがあるといいな、と思っている人には特におすすめです。

じゃあどんなプランターを選べばミッドセンチュリーなの?
というのを見て行きましょう。

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まずは定番のバレットプランター。アメリカンミッドセンチュリーらしい強くかっこいい感じです。

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シリンダー型のモダンなプランターだと柔らかく明るい雰囲気に。
現代のシンプルなインテリアにも馴染みそうですね。(ちなみにこちらのタイプ取り扱いあります。)

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ウッド×アイアンのスタンドプランターや

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小ぶりな陶製のプランターも良いですね。
ホワイトやブラックなどベーシックカラーにすると、一緒に並べるオブジェや小物でミッドセンチュリー色をいれて楽しめます。

次は置き場所。
サンセベリアは耐陰性もあるのでインテリア重視で置き場所を決めても大丈夫です。
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こちらはエントランスに埋め込まれているのでそのまま実現は難しそうですが、中と外を繋げる役割はミッドセンチュリーモダンらしい使い方ですね。

中外でプランターを揃えて窓やガラスを挟むように置いたらこんな感じになるかな?

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下ではベーシックに窓辺の角に置いています。高さの違う2台を前後にして設置しているので奥行きがあってボリュームを感じますね。

ポールランプも合わせてライトアップしたらさらに雰囲気が良くなりそう。葉っぱの影が壁にうつるのも素敵です。

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隅っこで途切れているのでわかりにくいですが、、こちらはイージーチェアのサイドに設置。

座ると光をあびたサンセベリアが視界にはいって、とても心地よいパーソナルスペースです(想像)。
ロングソファ側に座ったときの景色も室内と庭がつながって、お部屋に広がりを感じますね(想像)。

上記のサンセベリア達は平たい葉のタイプですが、他にも円錐型のものなど種類も色々とあるみたいです。

ミッドセンチュリーモダンなお部屋(お家)でキーワードになるindoor-outdoor。
本来の意味のように一面ガラスや地面とフラットな床などで中外をあいまいにするのは難しくても、インテリアにグリーンを上手く取り入れてベランダや庭との繋がりを持たせるだけでも空間の気持ちよさはかなり違ってきます。

グリーンもミッドセンチュリーモダンスタイルで楽しんで、居心地の良い空間を作ってくださいね。

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スペースエイジのクリスマス

突然ですが、
1962年、今から53年前、というと、何を思い浮かべますか?

当時の家具を扱っている私達は、ミッドセンチュリーど真ん中の時代、という印象がまず最初にきます。

少し調べてみたら、1962年の日本はスーダラ節とかチャールストンスタイルとか、そういったものが流行っていたみたい。
電子レンジやテレビも普及しはじめた頃のようだし、陽気な雰囲気が漂っていたのでしょうか。

さて、その1962年、アメリカではシアトル万博が開幕しました。

テーマは「宇宙時代の人類」。

宇宙開発が盛り上がっていた時代らしいテーマです。

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スペースニードル(タワー)がテーマを象徴しています

1957年、ソ連に人工衛星打ち上げ成功の先を越されて始まる「スプートニク・ショック」が政治や教育にまで影響をおよぼし、宇宙開発競争がはじまった最中での万博。

前年の1961年4月にはガガーリンを乗せたソ連のロケットが世界初の有人宇宙飛行を成功させ、アメリカには焦りが見えていました。
そして、その焦りを払拭するかのように、同年5月、ジョン・F・ケネディ大統領がアポロ計画を宣言。人類の月到達を60年代中に達成させると声明を出します。

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ケネディ大統領

そんな政府や軍の思惑はさておき、アメリカの一般市民たちの宇宙開発や宇宙そのものへの期待・憧れは1950年代あたりから盛り上がりを見せていて、1962年のシアトル万博でさらに広まっていきました。

たとえば、ミッドセンチュリーインテリアでもお馴染、アトミックなデザインやスターバースト・サンバーストなども当時の宇宙開発の盛り上がりの影響でうまれています。

スプートニクランプなんて、まさにそのままのネーミングですよね。(しかもソ連の衛星の名前をつけちゃうなんて、デザインやインテリアはボーダレス!)

アルミやクロームなどの素材も人工衛星やロケットをイメージさせ、多用されています。

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サービングトレーはwebshopにも在庫がありますよ

MIRRO社のメダリオンシリーズ(1958)のスターバーストマークは、デザイナーのAustin Munsonがテレビを見ていて思いついたそう。宇宙を特集した番組やコマーシャルなどを見たのかな。

一見すると関係なさそうな陶器の食器にまで、宇宙開発の影響がみてとれます。
こちらのコーニング社のcenturaシリーズの食器はまさに1962年に製造販売されはじめ、当時のカタログではspace age materialとして素材へのこだわりをアピールしています。

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今でいう、NASAの技術を利用した素材!みたいな謳い文句でしょうか。

万博の時点ではまだ色々とソ連に先を越されていたアメリカでしたが、市民達の宇宙への期待や憧れは変わらず、盛り上がっていたのでしょうね。

60年代のクリスマスには近未来的な雰囲気の漂うアルミニウムのクリスマスツリーが流行ったようで、当時の主婦たちはアトミックなクリスマス飾りを楽しんでいたそう。
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政治的に劣勢になっていたとしても、時代の流れを楽しいことに昇華して暮らしに取り入れる、そのポジティブで心に余裕のあるかんじ、見習いたいです。

なんでこんな話になったかと言うと、ブロイヒル社のブラジリアシリーズのうんちくから派生してあれこれ調べていたら上のアルミのクリスマスツリーの画像が出てきたから。

ブラジルの首都ブラジリアのデザインにインスパイアされた、というのはネーミングからして有名な話ですが、シアトル万博に合わせて発表されたとか、、というのを調べていたらクリスマスネタにつながった、という訳です 笑

今年のクリスマスは、スペースエイジに思いをはせてアトミックな感じにデコレーションしてみるのも楽しいかもしれませんね。
(どうやらアルミのクリスマスツリーは今ではなかなかのコレクターズアイテムのようですよ。)

なかなかなこじつけブログでしたが、何はともあれ、皆さまよいクリスマスを!

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アイクラーホームのオープンハウス

つい先日、枻出版から出た「カリフォルニアスタイルVol.4」ご覧になりました?

「ミッドセンチュリーに学ぶ カリフォルニアハウス」というタイトルで、
冒頭からPalmSprings(地名)の写真がガッツリ載っています。さらに、中盤あたりでMID-CENTURY HOUSEと題した「ケーススタディーハウス#22」の紹介、「アイクラーホーム」、、そしてさらにミッドセンチュリー期に建てられたカリフォルニアの建築家の家に続きます。

まるで、ここ数年のパームスプリングス(私たち)の軌跡の集大成のような雑誌で、私たち、古いものを扱いながらなかなかの先見の明があるのではないかと、少々おどろきました!!

という訳で、この波にあやかって2012年6月に行ったサンフランシスコのPALO ALTOにあるアイクラーホームのオープンハウスを紹介いたします!

DSC01604外観がこちら。

DSC01568軸組工法で作られた構造体の梁をわざと見せるのも特徴です。

DSC01554梁は外へだけでなく、家の中もガラスで抜けています。要するに天井が家中繋がっているのがよくわかります。

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DSC01551バックヤード(庭)に向けて、開放的で外と中が曖昧(in-side out-side)になっています。

DSC01536窓の位置も日本の普通とは違っていて、部屋にできる陰影がとても綺麗でした。

DSC01571部屋の隅に配されたガラス越しで、向こう側の景色が見えたり。

DSC01544DSC01545バスルームはほぼ当時のままですね。

DSC01549大して寒くないのに、カリフォルニアの家には暖炉がほぼ付いています。

DSC01594キッチンには天窓からの光が降り注ぎます。

当時、安かったアイクラーホームも時とともに良さが見直され、今では販売当時の5-10倍の値(1億くらい)がつくヴィンテージハウスとなりました。高級なオープンハウスでは、ケータリングサービスが付いていて、ちゃっかりそれも頂いてきました。

DSC01584ただ、、ペンキ塗りの雑さはアメリカン。このおおらかさが柔らかい雰囲気を醸し出すんですけどねー(笑)。

このオープンハウスを機にアイクラーホームが気になって気になって。
この間HPのリニューアルでトップページにMID CENTURY HOUSE(ミッドセンチュリーハウス)近日公開!とバナーを出したところ、という経緯になります。

アイクラーホームの特徴をふまえた家づくりをお考えの方がいらっしゃいましたら、是非ご相談ください‼︎ ヴィンテージ家具を活かすご提案を致します。

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ACE HOTEL エースホテル(内装編)

2年半ほど前に行ったパームスプリングスのACE HOTEL。前回は外観についてレポートしましたので、今回は泊まったお部屋の内部をご紹介したいと思います。

元は1950年ごろに建てられたモーテルで、ここ数年でリノベーションされ人気が高まっています。やり方や表現は違いますが「古いものを活かす」そんな考え方はリノベーションもヴィンテージ家具屋も同じ。しいて言えば、私たちは元の状態に近づける。なので、変化はさせませんが、、、同志ですよね。

話を戻して、、ACE HOTELのお部屋を紹介しましょう!
DSC06539リノベーションらしく、今あるものに取ったり、付けたしたりして、とってもおしゃれ感が漂っていますね!

DSC06531壁にすのこを貼って、隙間を利用して引っかけたり。

DSC06544キリムのラグマットや窓のリネンが柔らかさを足し算。

DSC06542座り心地が悪かったけど、革張りのスツールも見た目はおしゃれです。

DSC06536洗面ミラーのランプは、半分覆われたはだか電球が、間接照明のようになっていました。

DSC06545通常、モーテルは部屋のドア前にパーキングがあり、直接部屋に入れるようになっていますが、ここを上手くブロックで囲い、パティオスペースに。

DSC06526ブロックは少し隙間をあけて風と光が通るように、積み方をデザインされています。(これはナイスアイデアですね)

DSC06519DSC06514パティオには、コンクリートの上にクッションを置いたコーナーソファーや、ガスで点くファイヤープレイスがあり、ここがとーってもくつろげるスペースになっていて、滞在型のホテルとして2-3泊したい(実際は1泊でした)と思う空間でした。

パームスプリングスは、1950年ごろから別荘地やリゾート地として開発された場所ですので、国立公園やロープーウェイもあったり、スパやらもあったりします。当時建てられた建築物をみて回ったり、観光ツアー以外の過ごし方をしたい方にオススメです!

DSC06411おまけ。でっかいマリリンモンローも居ます!

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照明のコーディネート

ペンダントランプの紹介文の中でご案内する、

「ソファサイドなどに低く吊るして・・・」という使用方法。

HPのレイアウトカタログで実例をご紹介できれば良いのですが、お店の天井が高いためなかなか実現に至らず、、、

ミッドセンチュリーインテリアの写真ではよく目にする使用方法なので、頭にくっきりと浮かんだイメージをどうにか文字でだけでも伝えようとご案内しています。

そんなもどかしい思いを抱えていたある日、ミッドセンチュリーのランプメーカーのカタログを発見。
中に描かれていたイラストがまさにそれ!という使い方なので、少しだけご紹介しますね。

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UFOランプをソファサイド低く吊るしています。
座ったときに目線か少し上くらいの位置。

下にはサイドテーブルが置いてあるのでその下を通ることはなく、ぶつかる心配もありません。

シェード上部のデザインや光も楽しみたいランプは、この高さに設置するとその魅力を余すことなく楽しめるので、ぜひ試していただきたい使い方です。

ガラスカバーがついているものだと座った時に光源が直接目にはいって眩しい、ということもないので手元灯としてもおすすめです。

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こんな風に、イージーチェアやラウンジチェアの脇に吊るすのも贅沢で、豊かな空間になります。

この場合は少し壁際に寄っているので、よほど不注意でないかぎりぶつかることもなさそう。
(後ろ向きで掃除機をかけるときは注意が必要かもしれませんが)

イラストのように主張のあるランプを吊るすと男前な空間になりますね。
シンプルなものだと優しく穏やかな雰囲気のパーソナルスペースになりそう。ゆっくり読書を楽しみたくなります。

余談ですが、壁の上部についた長押のような部分には照明が仕込まれているみたい。
間接照明の使い方もうまいですね。照明で空間を豊かに楽しもう、という余裕感が感じられます。

パームスプリングスのペンダントランプのほとんどがコードの長さを変更できます。

販売時は大体1mくらいの長さをとっているので、そのまま設置すると(天井高にもよりますが)ちょうど座ったときの目線か少し上くらい。

短くすることも長くすることもできるので、ぜひ一度ご相談くださいね。

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フィフティース&ミッドセンチュリー Vol.2

先日のお客様のお部屋ブログのつづきです。

こちらのご夫婦は昔からフィフティースが大好きだそうで、小物をコツコツ集めていらっしゃいました。新築にあたって集めた小物を並べたい!という願望をかなえるため、飾りながら使える家具をそろえて頂きました。

ただ、、、飾るものが多すぎて、まだスペースが足りないそうです。。

では、一挙公開。
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リビングの間仕切りのルームディバイダー。赤いランプもアクセントになっていて空間に似合っています!
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反対側にも小物がいっぱい!ちなみに玄関を入るとこの光景です。

IMG_8909小物がまだ入っていませんが、TIMEXのショーケースとナイトスタンド。

IMG_0872ダイニングにはヘイウッドのショーケースが付いたカップボード。天板がガラスになっているので、上から照明を当てて一番下まで明るく照らせます。写真に写っていませんが、それを狙ってダイニングの隅にスポットの照明が付いています。

IMG_0871同じ空間に、アメ社のエンブレムのような飾りが付いた、サイドサイドボードを。

IMGP0056もちろんダイニングセット・スツールもパームスプリングスから。

IMG_0878キッチンの小物も勢ぞろい。ちなみに冷蔵庫とアドバタイジングクロックがパームスプリングスから入りました。

IMG_0876キッチン横にテレフォンチェア。

IMG_8906トイレ前にもテレフォンチェア。

IMG_8902トイレの照明はスパゲティーランプを。

IMG_8919洗面所の鏡も。

IMG_8893螺旋階段の照明はウォール系スプートニクランプ。

IMG_89122階の照明も。

IMG_0882和室にビクターのペグボード。たぶん、飾るものがたくさんあるかと思われます。

IMG_0870玄関はあえてインダストリアル系にしてクールにお出迎えです。くつ以外もたくさん入りますね。

IMG_0875この日、お届けしたシャドーボックスとツーフェイスは、これから壁を楽しんで飾って行くそうです。スツールも活躍しそうです。

お引越しまでしばらく間があるそうで、まだ生活感のないこの空間を、ここに来ると気分がいいじゃんね(三河弁)と、ひしひしと楽しんでいらっしゃるご様子でした。

お仕事などで放電しきった心を充電する、大事な空間には、好きなものを置いて快適を追及するのも良い考えですね。
まだまだ変貌していくであろうこちらのお部屋。追っかけてレポートさせていただきます!

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フィフティース&ミッドセンチュリー Vol.1

今までの配達で大型トラックを借りてのお届けは何度か経験済みでしたが、かれこれ半年前、パームスプリングス初の引越し屋さん出動の末、無事搬入が完了しました。

随所にこだわりが見て取れる、オリジナリティー満載のたのしいお家です!

でも、、ここまで来るのには並々ならぬ情熱と試行錯誤の末の結果。工務店を相手に理想を伝える作業は、想像以上に大変だったそうです。お店にいらっしゃるお客様も同じような経緯をお話される方もいます。そんなお話を聞いて思うこと。工務店さんは建てやすいように誘導してくる。です。この辺のお話はまた機会を作ってブログを書きたいと思っています。

さて、構想中から完成を経て今なお、パームスプリングスにも何度も足を運んでいただいていますが、おうちづくりの経緯を伺っていたので、はじめて伺った時は勝手に感慨深いものがありました。

そして、建てられたお家はフィフティース&ミッドセンチュリースタイルです!

おうちで主役といえばリビング。ここにコーナータイプの50’sのソファーをメインに設置!こんなカーブしたビンテージのソファは、パームスプリングスでもお初です!
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コーナーソファーは後から決めていただいているとは思えないほどマッチしていて、偶然ではなく必然を感じます。

ソファー前のテーブルはマーブル調のもので、サイドテーブルとセット。セットのものを買い付けたときに思うのがバラして販売するかセットか。ひとたびバラしてしまうと、二度とセットにならないかと思うと、とても悩むのですが、セットで来れて良かったです。

視線を少し奥に向けて、背面に見える石張りの壁とピンクの螺旋階段。カラーリングがとっても個性的で良いですね!
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ピンクの螺旋階段のサイドは、黒いポールで引き締められた空間になりました。

見どころはポールランプのシェードにも開けられているダイヤ柄。

お家のアクセントにところどころ使われていて、家とビンテージインテリアとの上手に一体感を出してくれています。

玄関に上がる階段にピンク×ブラックのタイル。ひし形のタイルは四角を斜めに付けたわけではなく、縦横比が違うひし形。

玄関のガラス部にもダイヤ柄のアイアンの柵が付けられています。

キッチンにもダイヤ柄タイルを。ここはキッチン内とダイニングの隅でないと見えないところなのですが、白黒の市松模様はいわゆるダイナー感が強くなるので、この位置にしたそうです。

DKに進みましょう。LDKはL字に配置されていて、ダイニングはコーナー部分になっています。
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天井はこんな斜めの天井に、さらに斜め感を出すための斜めの梁で強調。

IMGP0058IMGP0060 ちょっと外観もご紹介。IMGP0084

そもそも土地が間口に向かって斜めになっていますので、そこかしこにそれを活かしたデザインが取り込まれています。

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屋根の形状や外壁も斜め。

IMG_8930リビングも斜め。リビングをダイニング側から見ると、形状が良く分かります。錯覚を起こして広さの感覚が鈍くなります(狙い)。

こちらのご夫婦はポイントを押さえるのが、かなり上手ですね。家が先が家具が先か。パームスプリングスではよく話題に上る事案ですが、ここはまさに、パームスプリングスが理想とする「家具から考える家づくり」ですね!

この後、現段階で4回のお届けとなっておりますので、小物や家具が増えて変貌したお部屋を次回のブログでお届け致します。ご期待下さい!!

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ドレクセル社の人気シリーズ

当店ではお馴染みDREXEL(ドレクセル)社。

1903年創業のドレクセルは、時代を超えた美しさを持つ家具でインテリア作りをしてほしいという信念をもって、厳しい品質基準や選美眼を維持してきました。
その強い信念は変わらず、今日においてもドレクセル社は高級家具メーカーとして名を馳せています。

ドレクセルは1930年代から自社デザイナーを雇うなどデザインにも力を入れ、社外デザイナーとのコラボレーションなども積極的に行っていました。
キップ・スチュアートのDeclarationシリーズなども有名ですね。

今日は、そのドレクセル社のprofileシリーズをご紹介。

06191430_5583a9037036fドレクセル社製プロファイルシリーズ サイドボード

シルバーの取っ手金具と尖ったデザインが特徴的なシリーズです。

このprofileシリーズをデザインしたのはデザイナーのJohn Van Koert。

John Van Koertはカナダに生まれ、その後ミルウォーキーに移ってウィスコンシン大学で画家・彫刻家となるべく勉学に励みました。
第二次世界大戦後にはニューヨークに拠点を移し、Harry Winstonのジュエリーデザイナーに。その後インダストリアルデザインにも進出していきます。

1954年には北欧デザイン展のディレクターとして、北欧モダンデザインをアメリカに広めるべく3年間にわたりアメリカ国内を巡回。

同じ50年代に銀食器メーカーTowle社のために食器やカトラリーをデザインしています。滑らかなラインのContourシリーズなどは名作です。
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さて、話は戻ってprofile。このシリーズはAbraham & Straus,やMacy’s and Bloomingdale’sなどのデパート向けにデザインされ1956年に発表されました。

アメリカのミッドセンチュリーらしい強さを感じる要素が満載ですが、そこは元ジュエリーデザイナー、
エッジが効きつつも滑らかなカーブで繋がっていたり、とろりと溶けた銀をそのまま固めたような柔らかそうなフォルムの金物などが上品で、女性らしい雰囲気を随所に感じます。

先述のcontourもそうですが、John Van Koertは柔らかさを感じさせる金属デザインに長けています。
その感覚を家具や木材にも活かしたことで、他にはない強さと上品さを感じるprofileシリーズが生まれたのでしょうね。

当時のカタログには箱もの家具のほかにもテーブルやチェアなども載っています。
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テーブルだと脚のラインが際立ちますね。

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以前扱ったことのあるタイプのサイドボードも。

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チェアになってもこのラインは健在。

ところで、当時ショールームでは紫や蛍光ブルーの壁紙にあわせて展示されていたよう。

寒色とウォールナット材の色のコントラストはきっと見事だったでしょうね。

かなり勇気のいるウォールカラーですが、もしprofileシリーズを考えていらっしゃる方は、少しだけ参考にしてみては。

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ミッドセンチュリーデザインの旅

メーカーやシリーズ、デザイナーなどについて、初見のものやお馴染のものでも、店舗にある書籍やインターネットで調べることがあります。

これが、一旦はじめてしまうと(インターネットだと特に)どんどん深みにはまってなかなか抜け出せなくなるんです。
さながらミッドセンチュリーデザインの旅、といった感じに。

すぐにそれらしい情報にたどり着けばさらなる探求の旅、なかなか見つからないと困窮を極めた厳しい旅。
時間がなくて渋々切り上げることもよくあります。

この旅の醍醐味は、楽しい旅でも厳しい旅でも、思いがけない発見があるところ。
旅の発端となったメーカーやデザイナーはもちろんのこと、それに関連する情報が見つかると「まだあるかも!」と夢中になって、あっという間に時間が経ってしまいます。

・・・前置きが長くなりましたが、今日はそのミッドセンチュリーデザインの旅で出会ったお話を。

少し前にHPにアップしたポタリートレー。このトレーの作者のMarc Bellaireが働いていたSaschaBrastoff社(こちらのトレーもあります)のメイン工場をデザインした建築家のお話です。

A Quincy Jones
A quincy jones

この名前を目にしたのは、SaschaBrastoff社について改めて調べていたとき。以前調べたときには知らずに通りすぎていました。

「クインシー・ジョーンズ?音楽関係の人じゃなかったっけ?」

建築知識に乏しい私はそう思ってさらに調べてみると、こちらのクインシーは建築家。
それもミッドセンチュリーモダン建築のパイオニア的存在のひとりでした。建築業界では有名な建築家さんのようですね。

1913年に生まれ、カリフォルニアで少年期を過ごしたクインシー(こういう呼び方で良いのかな?)。
1936年に建築の学士課程を修了し、いくつかの事務所で経験を積んだのち、有名な建築家Paul R.Williamsの下で働きました。

その後アメリカ軍航空基地の開発担当となるなど戦争の波にのまれますが、1945年にロサンゼルスに戻ると、戦前に購入・新築していた2棟の家を自身の事務所としてリフォーム。
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下積みをしたPaul R.Williamsと共にパームスプリングスエリアのプロジェクトにいくつも取り組みました。

A Quincy Jones PalmSprings Tennis Club
1947年のTennis Clubや(左の写真)1948年のthe Town & Country restaurant 、1950年の the restaurant Romanoff’s On the Rocks など。


同じころ、あの有名なCase Study Houseにも参加。

A Quincy Jones CaseStudyHouse#24
#24として斬新なコンセプトを打ち出しましたが、実際に建てられることはなかったようです。

1950年にはArchitectural Forum誌が選ぶ”Builder’s House of the Year”を受賞。
同時に別の賞を授与されたJoseph Eichler(当店ではお馴染み、アイクラーホームの人!)に誘われ、彼の開発したPalo Altoの街を見学します。

ここから、その後の彼の仕事にも大きく影響するアイクラーとの親交がはじまりました。アイクラーとの交流の中で、クインシーは彼のコンセプトを具現化していきます。

1960年、クインシーはカリフォルニアの街Irvineの開発者として雇われます。
これによって、彼はその後グリーンベルト(緑地と都市計画の共存のようなもの?)のパイオニアとして名を馳せることとなるのです。

また、旧知の建築家Emmonsとタッグを組むようアイクラーに勧められたクインシー。
彼とEmmonsによるデザインは5000を超えるアイクラーホームズに反映され、
(Emmonsの見積もりではあるが)
彼らは1969年にAIA(The American Institute of Architects)によって、建築事務所に送られる最高の栄誉、”The Architecture Firm Award”を受賞しました。

その後もクインシーは大学で教鞭をとったりと精力的に活動します。

そのお話はまたいつか、ということにして、彼の作品をいくつか紹介して今回の旅は締めくくり。

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(画像はNCMHのサイトからお借りしました。)

こうして見てみると、アメリカのミッドセンチュリーデザインは小さな身の回りのものから建築物、果ては都市開発まで網の目状に繋がっているみたいですね。

知れば知るほど、その魅力にはまってしまいそうな世界。
(訳や解釈の違いは多かれ少なかれあるかもしれませんが)少しでもデザインの裏にあるストーリーや魅力を皆さまにお伝えできればと思います。

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