やってくれるねアメリカ人

ホームページでお知らせしたとおり、アメリカに買付けに来ています。今回は二人揃っての買付け。回を重ねるごとに旅の準備もスムーズになってきました。でもアメリカはそんな慣れてきた心に渇を入れるようなトラブルで、迎えてくれました。

名古屋空港で荷物を預け、しばらくしてふとこんな会話をしました。
「スーツケースの鍵って閉めた?」
「閉めたよ」
「閉めたら開けられたときに鍵壊されるらしいよ」
「いつも閉めてるけど…」

こんな会話をして空港を後に。

長旅を終え、荷物を取りに受取り場所のターンテーブルへ。
「あれ?止まった…」
「スーツケース出てきてないで」
「忘れられたか?」

なんていいながら、インフォメーションカウンターへ。数分後…
次の便で現地へ到着するらしい…。しょうがないので、空港でボーっと待っていました。

来た来た。ターンテーブルにウチのスーツケースらしきものが、でもなんか見慣れないテープが巻いてあるよ?

嫌な予感的中。スーツケースの鍵が見事に壊されているのにしばし呆然…
あまりの破壊の大胆さにおどろき、怒る気にもなれなかったです。

こんな洗礼を受けアメリカに上陸。これから数日気を引き締め、時にはアメリカ人のように?大胆にこころときめく商品を探してきます。

ちなみに…私(嫁)の滞在期間は一週間ほど。後半のトレジャーハントは彼に任せて、途中下車にてお先に日本へ戻ります。

写真は壊された鍵部分。見事に半分折られてしまいました…

スーツケース1スーツケース2

デザインの原点

1cd87452.jpgパームスプリングスにご来店されるお客様で、最初の感想が「なんか懐かしい…」と言われる方がいます。

懐かしい?!

確かに1950年-70年くらいのものが並んでいます。ですが、商品は全てアメリカから持ってきたもの。その頃に旅行に行ったり、もしくは住んでいた?りしていなければ、その感想は少し違和感のある感想…。

でも、その感想にいたった理由は身近なところにありました。

以前にもブログでご紹介したリサイクルショップの「やしの実」さん。ここには日本の昭和の時代のものが溢れています。たまにお店を覗きに行くと「あれっ?」と思うものが置いてあったりします。

写真のシャンデリア、これ日本製だそうです。アメリカ製でもこの様な(ちょっと違いますが)シャンデリアを見かけます。アメリカでイタリア製のこの様な(だいぶ違いますが…)シャンデリアを見かけます。

そんな風におそらくデザインの原点はヨーロッパで、ヨーロッパからアメリカに持ち込んだものを元にアメリカ風にアレンジされ、果ては日本に持ち込まれ…というものが結構あるように思います。

ただ時が進んでいくにつれ、そのものを作る材料は確実に昔にはなかった素材などが使用されるようになって、雰囲気がまったく違うようになるのですが…。

一番分かりやすいのがプラスチック。プラが多様されるようになったのは60年代後半から70年代に入ってから。以前、アメリカのランプでつぼみのようなシェードのランプがありました。花びらの部分はガラス製だったのですが、デザインがよく似ていて日本製のレトロランプでこの花びら部分がプラのもの(↓写真)があります。

最近イームズのイスもレプリカが出回るようになりました。このレプリカに関しては賛否両論だと思いますが、素晴らしいデザインは世界中に認められ、少しずつアレンジされながら世界中に愛されているのだなぁとつくづく感じます。昭和のランプつぼみのランプ

3827b2c8.JPGこの壁、以外と人気です!

パームスプリングスは3階建ての建物の1階部分です。入口を入ってすぐ左の2階へ上がる階段の側面が斜めに張り出しています。店内の側面はもともとあった壁を破壊して、ブロック塀にペンキを塗ったのですが、この階段部分の側面は壊すわけにはいかず、壁をなんとかブロックの質感にあわせたいと思っていました。

そこで思い出したのが、数年前に頂いたレンガの薄切りの建材。でも…この壁一面を貼るほど数がないしなぁ。まぁ貼れるだけ貼ったらいっか。という在庫処分的な考えで貼った壁。

パームスプリングスには、これからお店をはじめる方や、リフォーム、新築など壁を気にする方もたくさんいらっしゃいます。そんな方が「この壁って自作ですか?」と質問される訳です。

家具・インテリアはあくまでも空間を彩る道具です。空間を作る上で床・壁・天井などなかなか手を出しにくい厄介な存在が大きなウエイトを占めます。

壁をなんとかしたい。という方はたくさんいらっしゃると思います。でも賃貸だし…とあきらめないでください。退去の時にクロスは張替えすることが多いと思います。だったら、思い切ってクロスの上からこんなレンガを貼ってみてはいかがでしょう。

楽しんで色々チャレンジ。たまには少し既成概念から外れてみてください。
きっといいアイデアが生まれると思います。

ネーミング

5465912e.JPG去年移店してきたここ大須商店街は、日本一活気のある商店街と言われています。年に何回もお祭りがあったり、定期的なお祭りだったり、お祭り好きな商店街。お祭りがなくても常設の屋台や路面販売でたこ焼きや団子などの販売をしているお店もあり、毎日が縁日のような雰囲気です。

写真のような大須マップなんかも、ところどころに設置してあり、お宝マップのようにマップを手に町を散策しています。新旧混合の商店街のキーワードは「個性的なもの」。郊外型のショッピングモールと正反対の大須にしかないお店が盛りだくさんです。

ですので、お店のネーミングも個性的!

骨董やアンティークを扱う「チンピーナ」。海外からのセレクト服屋「ハレンチノ」。古着屋さんの「LOVE VEGAS」などなど。

パームスプリングスは大須の町の北西部のあたりにあります。この辺は商店街とは少し雰囲気が違ってお店の数が少ないのですが、そのぶんゆっくり廻ることができます。カフェも多いので、休憩がてらいらして下さいね。

気づかなかったコーディネート

7670c7ce.JPG倉庫での店舗営業をしていた頃、商品展示スペースに余裕があるときは、なるべくお部屋のイメージがしやすいように家具を組み合わせて展示していました。

大須へ移転してきてからは、前よりスペースが狭くなったので思うようにコーディネートが出来ず、あのテーブルとこのサイドボードを合わせると雰囲気がいいのに…と思っても、なかなかスペース的に無理があって難しいのが現状です。

服も一緒ですが、合わせてみないと分からない組み合わせってありますよね。先日ご来店いただいたお客様は、とても若いお二人。4月から二人暮しをスタートしたそうで、二人用のダイニングテーブルとイスをお探しでした。

店内に入るなり気に入った様子のタイルトップテーブル。こちらは一点しかない物でしたので、選んだというよりは一目ぼれ状態。このテーブルに合うイス…前から欲しかったハーマンミラーがいいと彼氏の一言。

彼女的には色を2脚揃えたいという要望。彼はブルーのナウガレザーが良かったようですが、テーブルに合わせてセッティングしてみたら、オレンジのジラルドファブリックがピッタリきました。

こうして満場一致でお買上げに至ったわけですが、パームスプリングスではネットをご覧のお客様ともこういったやり取りを歓迎しております!これとこれを組み合わせた写真を送ってください。とかこれに合いそうなものって…などのご要望もOKです。

お気軽にご相談くださいませ!

異文化MIX

60f7eb3b.JPGこのところ定休日になると遠方への配達が続いています。昨日伺った先は蒲郡(がまごおり)。愛知県の東部にある町です。こちらでご商売をされているお客様のお宅へ配達でした。

ご商売はお仏壇店。日本古来の宗教文化の入口のようなご商売。そういったご商売をされている方が、海外の古い家具に魅了され、パームスプリングスへとたどり着かれました。

一見、和と洋のまったく異なった様式の生活スタイルのように思いますが、古い文化を大切にされているという意味で、この和と洋がしっかり繋がっている気がしました。

あえて和の古い家具のチョイスではなく、洋の古い家具を選ばれたお客様の柔軟なお考えが、気張らず上手に日本の文化を後世に伝えていかれている、そんなご夫婦でした。

これからゆっくりお部屋の模様替えをしていきたいということで、今回撮影はできませんでしたが、ある程度お部屋が完成したら撮影もOKということですので、次回お部屋のご紹介をと思います。

写真はお届けした北欧のダイニングテーブル(リーフ付)とアメリカのイス。

二人がけのソファ

9318c45a.JPGソファってありますか?とお店でよく聞かれます。この問いは大抵、二人がけの…という意味。パームスプリングスで今まで二人がけのソファって取り扱ったことがないことに気づきました。でも別に取り扱わないわけではないんです。

アメリカでソファを見かけると三人掛けか一人がけのソファはよく見かけます。が、いわゆる日本で言うラブソファなんてサイズのソファは、ほとんど見かけません…。日本で言う2.5人掛けは見かけますが。

そりゃそうですよね。体がデカイ人が多いですもんね。きっと日本の二人がけのソファだと一人とペットくらいしか座れませんよね(笑)でも私は日本人ですが、二人がけのソファより三人がけのソファのほうが良いと思っています。

なぜなら…十年以上も一緒に暮らしている相方と、ここ数年二人でソファに座ることなんて、ほとんどないからです。うちのソファは2.5人掛け。なのに二人で座ることがないんですねぇ。

私なりに分析するに、二人で暮らし始めた何年かは一緒にソファに座ることもありました。が、最近は一人がソファに座っていると、少しはなれたイスに座ります。仕事の話をするときはダイニングテーブルを囲んでイスで話をします。程よい距離というんでしょうか。その距離が大事になってきました。ですので、今度ソファを買い換えるときは三人掛けにしようと決めています。

お客様にも同じことをお話しています。ただパームスプリングスでは、よっぽどコンディションが良いものでないと、ソファは買い付けないことにしています。クッションや布物の破れや汚れは、経年の…とは言いがたいので、毎回買付けでチェックはしていますが、なかなか難しいところです。

写真は2.5人掛けソファで、下から折りたたみのベッド(ダブルくらいの幅)が出てきます。ご興味のある方はご連絡くださいませ。

早く帰りたくなる部屋

彼女との出会いも、去年の話になります。
夕方見えた彼女、お店に入ってきたときの瞳に私はくぎ付けになりました。
小声で発した言葉…かっかわいい。と店内をゆっくり見てまわって彼女のほうからこれって新品ですか?と質問がありました。

一通り説明させて頂いている間も、私の目は彼女の瞳にくぎ付け。彼女の瞳、本当にキラキラしてたんです!ビックリしました。人の目ってこんなに輝くんだーっと初めて思いました。

彼女は結婚の予定があって、春から新居を借りて二人で生活をすることになり、いままで念願だった家を出たらこんな部屋を作りたいとパームスプリングスへ足を運んでくれました。

その後、何度も何度も来店してくれて、とうとうお部屋のほとんどの家具をパームスプリングスで揃えて下さいました。

彼女の家具の選び方は賢く、とてもバランスの良い選び方。

というのも、念願のお部屋ということで力が入りすぎて、一つ一つの家具の個性がぶつかってしまって、なんだか収まりが悪い。ということはよくある話。
でも彼女の選び方は、一つ個性の強い家具をえらんで、それに合う家具を選んでいくタイプ。そうすると、力が入りすぎずバランスのよい心地の良い部屋が出来上がります。

そして出来上がったお部屋がこちら。

豊橋M様の部屋1

ステキです☆

やり過ぎず、ありきたりすぎず、もう何年か住んでいてしっくり馴染んでいるようなそんな部屋が出来上がりました。

配達のあと、彼女からのメールの一文です。

本当に素敵な部屋になりました。素敵すぎて、まだ自分の家というよりは、お店の中を眺めてる感じです。家具を探し始めたのと、大須に新店舗が出来たのが、今思えばグッドタイミング~、だったんだと思います。
インターネットで、キーワードをいろいろ入れては、お店を探してたら、パームスプリングさんを見つけました。
あれ・・・オープンしたばかりじゃない?!しかも大須。なんか、ここにいけば見つかる気がする。そんな気がして、とりあえず見るだけ・・・、会社帰りにでも寄ってみよう!と足を運んだのがきっかけでした。
お店は、想像以上に私の心を掴みました!どの家具も何十年も経っているとは思えないほど、きれいにリペアされていて、ビックリしました。ここまでよみがえらせてもらえた家具たちは、本当に幸せなのではと思います。
何ヶ月もかけて、お店に通っては、その度に心ときめかされて、いろいろ欲しいものが増えていく欲求を抑えるのもホント大変でした・・・。

と。そして、アドバイスを頂きながら、早く家に帰りたくなる部屋が完成しました。

と締めくくられていました。
こちらとしても感無量。言葉が見つかりません。

これからもこうやってお店と共に、いろんなお客様と出会い、経験させてもらい、成長していけたら、と改めて思っています。

豊橋M様の部屋2豊橋M様のお部屋

プレゼント

dc5979ce.JPG私事ではありますが、先月末に誕生日を迎えました。十年以上共に過ごしている相方とは、もう数年前からネタ切れで、特に何もお祝いをしないのが普通です。ただ、娘の誕生日だけは心に残るお祝いを…と心に決めていますが。

ところが今年は違いました。

パームスプリングスによくご来店くださるお客様から、思わぬプレゼントを頂きました。そのお客様はお店の雰囲気に癒されるらしく、そのお返しも込めてプレゼントしてくれました。

お友達のプロのイラストレーター(CAB)さんに頼んで「絵」を書いてくれました。只今店頭にあるランプ(サンフランシスコで買付け)を独特の絵のタッチで書いてくれました。ほんとうにありがとうございます。

ブログにはCABさんの作品がたくさんアップされています。ご存知の方もいらっしゃるかも知れませんが、スゴイです。全部フリーハンドです。パソコンに慣れてしまっている私にはコントロール(コマンド)+Z(一つ前に戻る機能)が無いと不便で不便で。時々、実生活でも、あー今のコントロール(コマンド)+Z!!と思うことが多々あります(笑)

お忙しい中、友達のお願いとはいえ、直接知らない私とパームスプリングスのために書いて下さって本当にありがとうございました。そして、その繋がりを橋渡ししてくださったお客様にも感謝します。

CABさんのブログ→ http://cabartinc.exblog.jp/

最高の誉め言葉

先日、WEBサイトご利用のお客さまとのやり取りのなかで、こんなお言葉を頂きました。

そのお客様は住居新築に合わせて、家具を揃えたいとのこと。数回のメールのやり取りを経て頂いたメールの一文をご紹介します。

東京・目黒家具ストリートにもなかなか無い品揃えにいつか御社の家具を購入したいな、なんて以前から思ってたので、親切なご対応も併せてうれしく思っています。

すごく嬉しい言葉…

嬉しさのあまり、即返答した内容がこちら。

私たちが初めて実物のミッドセンチュリーの家具を見たのは目黒でした。あまりのカッコよさに、うっとり見ていたのを覚えています。
今でも時々目黒に行くのですが、アメリカで買付けしているにもかかわらず、一目ぼれをして買いそうになったりもします(笑)
ですので、私にとって目黒は目標みたいなところでもあり、頂いたメールの言葉は私にとって、最高の言葉なんです!

とお返ししました。その後も何度もメールのやり取りをして、無事家具をお届けし、最後に商品を気に入っていただいたとのメールも頂きました。仕事は効率を上げることも重要ですが、初心忘れるべからず。これからももっともっと良い商品を求めて、守りに入らず宝探ししてきますね!

ちなみに、そのお客様、目黒にお引越しされたそうです(笑)奥のドレッサーと黄色いソファをパームスプリングスより。
お客様宅(目黒M様)