リペアってなに?

先日のブログでリペアは手を抜きたくない。と書いたので、そのつづき。

パームスプリングスはお店に私(嫁)ひとり、倉庫で相方(旦那)とアルバイトが作業をしています。

この配分からも分かるように、リペアってすごく手間がかかります。

お店によってはレストア(修復・回復)と言ったり、リペア(修理)と言ったり表現は様々ですが、人が使い、時が経ち、くたびれてはいるけどまだまだ人と一緒に居られる家具を、手間をかけて、もっと長く使えるように。と思ってやる行為だと思っています。

では、その手間っつーものはどんな事をしているのか。

その地味ぃな作業(でも相方は楽しくてしょうがないらしい…)をちょこっとご紹介。

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倉庫でよく見る光景のクランプ掛け。フレームのぐら付きを直しているところ。

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金物(蝶番)のゆがみを真っ直ぐに直しているところ。

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それを取り付ける個所をのみで微調整。

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プラスチック部もプラスチッククリーナーで磨きなおし。

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これもよく見る状態。

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塗装部屋で吹き付けの塗装。

他にもランプの配線のやり直しや、イスの張替えなどなど。実に多くの手間がかかっております。

って、えらそうにリペアリペアって書きましたが、お掃除の一環というところも多くあり…

この一手間で、「もの」は格段に輝きます。

特に時が経っているものは、人間と一緒で輝きが増します。

それが新品には出せない、新品とは違った、アンティークの輝きだと思います。。

リペア

時々、倉庫にご来店の方に「リペアをしなかったら安くなりますか」と聞かれる。

お答えはNO。

正確にはリペア対象のものは、リペアをせずに販売は出来ないから。

先月忘年会と称して、倉庫で内輪だけで鍋会を開催した。

次の日、そのときに使ったテーブルを見て愕然とした。

鍋の取り皿(紙製)を置いた部分が、輪ジミになっている。それも強烈に残っていた。

もちろんこのテーブルも販売予定のもの。

買い付けたとき見た目は塗装に少し劣化(ヒビ)があるかな、というくらいで他に大きなダメージはなかった。

でも、もしリペアをせずに販売してしまったら、必ず購入された方のところで、同じことが起こっていたと思う。

安くで買ったから…といっても、数千円で販売できるものではない。安くといっても、数万円出してもらったもの。

リペアをせずに、お安く提供。

当然、商売としては、考えた事があること。

でも長く使って欲しいから、リペアは手を抜きたくない。

…そう考えているパームスプリングスです。

ふたりがけのソファ

ソファってありませんか?(この下り、随分前のブログにも書きました…)

相変わらずお問い合わせの多いアイテムです。そしてふたりがけのソファのお問い合わせも相変わらず多いです…。

新年のご挨拶を兼ねて…と思い、店内の写真を撮ってブログにアップしました。その写真の中にふたりがけのソファがチラッと映っていて、チラッにもかかわらずお問合せを数件いただきました。

恐るべしツーシーターパワー!

正直、そんなによく問合せがある商品なら、たくさん仕入れたい。と思うのが心情ですが、なかなかそうもいきません。

なぜなら…二人がけという小さいサイズが、アメリカ(特にカリフォルニア)にあまり存在しないから。

それから…家具の中では消耗品でもあるソファ。数十年経っていると、状態の良いものがあまりないから。

というのが理由。

先日お届けしたふたりがけのソファは、本体のウレタンも貼り地も全て張替えしたもの。張替え前の状態・形をを見て、仕上がったら見てみたい、と待ってくださいました。

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けして広くはない空間ですが、必要最小限の家具でここまで優しい心地の良い空間が出来上がった事に、おふたりのセンスの良さを感じます。

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ソファは、コンパクトながらに座面の奥行きがあるので、座って楽な体勢を取りやすい形。

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カップボードには、まだ多くない食器と飾り棚として、早くも置物が入りました。

そして、一緒に写真に映りますか?とおすすめしたところ、ガラス越しにひょこっと登場してくださいました。カワイイ。。

現在、パームスプリングスにはソファの在庫が4台。3Pソファ×2台、4Pソファ、コーナーソファ。あ、一人がけは色々ありますよ。

照明文化

みなさんのお部屋に照明はいくつありますか?

各お部屋に一つという方も多いのではないでしょうか。

照明文化ほど、アメリカと日本で違いを感じるインテリアはありません。

アメリカでの照明の使い方は、お部屋全体を明るく照らす、ということはあまりせず、人がいる場所を集中的に照らす、という使い方が一般的。

ダイニングテーブルでご飯を食べるときは、ダイニングテーブルを照らす。ソファに座っているときはソファサイドに置いてあるスタンドランプを灯す。自分が動けばランプを消し、また違う場所のランプを点ける。

自ずと部屋に明るい場所と、暗い場所(光と影)ができ、落ち着く空間ができる。

そんなアメリカ的な照明の使い方をされているお客さまのご紹介です。

といっても、もうブログで何度かご登場いただいているお客さまのお部屋ですので、記憶にある方も多いかもしれませんが、今日はまさに照明にスポットを当ててご紹介いたします。

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イスの側に必ずランプ。

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ソファのサイドにも必ずランプ。

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赤のランプはお部屋のコーナーをムーディーに照らします。

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(追加)この赤のランプ、ちょっと写真がわかりにくかったので、こんな感じの照明です。

ちなみに、今ご紹介した写真は一つの空間。18畳ほどの空間です。

…と、ランプをご紹介しましたが、実はこの日のお届けはテーブルでした。

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お届けしたテーブルはこちら二台。ガラストップにランプの光が優しく映り込み、また違った表情を見せてくれたり、脚にランプの光を当てると影も一緒に楽しめますね。

今年もよろしくおねがいします

あけましておめでとうございます

2010年 年賀状に書いた言葉

まだまだ飛べる もっと走れる 深呼吸して さぁ行こう

そんな心境です。

今日はご挨拶を兼ねて、パームスプリングスの店内の状況をご紹介いたします。

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今年も企んでいる事がたくさんありますので、どうぞパームスプリングスをよろしくお願い致します。

オールパームスプリングス

サラリーマン時代に聞いた話。

なにか仕事を頼む時、とやかく口を挟むよりざっくりとゆだねるほうが、イイものが上がってくる。と聞いた。

特にセンスを問われるような仕事の場合、依頼された側は、自分のセンスを試されるような場になるので、一生懸命イイモノを提供しようと頑張る。

なるほどね。上手く心理を突いた考え方だなぁ…なんて、思った。

そういう依頼が時々、私の身に降りかかってくる。

それは、一からのお引越し(新生活)のお客様の依頼。

今回のご依頼人は古着屋さん。アメリカから仕入れてくる古着に関しては、もちろんプロ。でも、同じアメリカから仕入れてくる同じ年代の家具・インテリアに関してはぜんっぜん分からないんです。と。

なので、よろしくお願いします!と、言われ。。

ウチの家具を揃えてもらって、カッコ悪いわけがないっ。と心の中で思いながらも、すごいプレッシャーを感じつつ…

そして、出来上がったお部屋を大公開いたします。じっくりご覧下さいませ。

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お届け後、夜の雰囲気があまりにも良かったそうで、興奮気味に電話をかけてきて下さったり、写真を送ってくださったり、大満足のご様子が手にとるようにわかり、こちらも大満足です。

私自身も配達を終えてから、毎日にように写真を眺めています。

普段、お店が狭くてなかなか雰囲気をご提案できなくて、いつかショールームを作りたい。と思っていましたが、その空間を写真に収める事ができました。

パームスプリングスの家具でお部屋をつくると、こんな空間ができあがりますよ!

温かく癒される空間。ミッドセンチュリーモダン。。。

ツワモノ

事の発端はこのブログからでした。

——-(2009年4月8日)———-

タイトル:購入希望者急募!

写真は状態の良いヘイウッドウェイクフィールドのダイニングセット(椅子6脚)とチェスト、コーナーボードの3点セット。
どなたか欲しい方いらっしゃいませんか。高くて買う勇気が出ません…。
明日までにお返事頂ければ、今回のコンテナに載せて帰りますよ。

と、アメリカからブログに書いてみた。

実はこの後、とあるお客さまからオファがありました。もちろんこの時写真に撮ったものは手に入れられませんでしたが、色々とご要望をお伺いし、運良くご希望にあったものを見つけることができたので、このたびお届けに至りました。

ヘイウッドウェイクフィールド。ミッドセンチュリーの代表格の家具メーカー。残念ながら1970年には会社はなくなってしまいましたが、その後も多くのファンができるほど、魅力のある家具が残されています。

当時の家具カタログも復刻されていて、どんな家具がいつ頃いくらくらいで販売されていたのかを知ることもできます。

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ここで驚きなのがプライス。例えば、この間買い付けてきたこのデスクブックケース。なんと2,000ドルしたようです!

当時の2,000ドルといえば、車が買える値段。そして1ドル360円の時代。換算すると720,000円!!超高級家具です。もちろん素材、作り、手間、どれをとっても相当のものだと思います。

さて話がそれましたが、このお客様は筋金入りのミッドセンチュリーのインテリア好きなお客さま。

数年前に建てられた自宅もミッドセンチュリーに建築された家の特徴的な造りを取り入れた、すごくステキなお宅です。

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家の中と外を意識しない壁、同じ岩壁がガラスを隔てて繋がっているデザインや、床だけではなく、天井も板張り。

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インテリアもネルソンクロックにイームズ、ラッセルライト、バレットプランターなどなどコツコツと集められたものがさりげなーく置かれていました。

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そして、こちらが例のダイニングセット。このイスは通称ドッグボーンという名前。ビスケットのような背もたれがかわいい一品です。

最近、他のお客さまからのお問い合わせで、15年ほど前に比べヘイウッドを取り扱うお店が減っている気がするのですが、今後の予測を…というお問い合わせをいただきました。

私のお返事。

ヘイウッド製の家具は、現地でも高値で取引されているものですので価格が合わないのが一番の理由かと思います。おそらく15年前にやっていた家具屋さんは、儲かったのでは(笑)?と。。
あとは、リペアが難しいというのも理由に挙げられると思います。
ミッドセンチュリーの家具やインテリアは、時と共に価値が上がってきていますので、今後も値段が上がっていくのではないかと予測しています。あまりに高い値段だと、市場も小さくなりますので日本での取り扱いするお店も減るかも知れません。

とお返事しました。これを機に、ヘイウッドの…ミッドセンチュリーの魅力を再確認してみるのはいかがでしょうか。

お店以上のお付き合い

パームスプリングスには、ときどき目を輝かせて入ってくるお客さまがいらっしゃいます。家具屋を始める前には感じたことがなかった、このキラキラした目。初対面の方でも、明らかに目がキラキラしていることが分かるんですよ。

そんなキラキラした目の持ち主が初めてご来店くださったのは、2年ほど前。彼だけのご来店でした。

結婚を期に部屋を借りることになり、一から家具を揃えることのこと。どんなお部屋にするか、いろいろ検討している段階でした。

いざ、どんな感じというのが固まってからの彼らの決断は早かったです。なんどもご来店くださって、コレだ!というものが見つかると、あのキラキラした目を見せてくれ、順調にお部屋をつくっていかれました。

ではキラキラした目で揃えられた、家具たちを大公開です!

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天板がVの形になったサイドボード。取っ手の配置もかなり面白いデザインです。

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天板が跳ね上がったコーヒーテーブル。お友達が来たときに囲むこのテーブルは、飲み物をこぼしたときのガードになるそう!

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ハーマンミラーのラウンドテーブル。この時期、鍋を囲みやすいですね。

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ブロイヒルのチェスト。サイドボードと取っ手の雰囲気が似ていて、相性抜群です!シーフォームグリーンのサイドシェルチェアも相性抜群!!

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ナイトスタンドはランプと写真を飾るテーブルとして。

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スターバーストクロックは、家を出発するとき、帰ってきたときに玄関から真っ直ぐ前に見えるシンボルクロック。

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…と、ほっとんどの家具をパームスプリングスで揃えて下さいました。

結婚式が買付けと丁度同じ時期で、アメリカでメールを受け取ったり、近くを通ったので…と差し入れをくださったり、お友達を紹介してくれたり、、赤ちゃんができた!というご報告をしてくれたり、赤ちゃんグッズを回したり、、だんだんお店以上のお付き合いをさせていただくようにもなりました。

そして。

春に生まれてくる赤ちゃんを見るとき、とびっきりのキラキラしたまなざしを見せてくれるんだろうなぁ、と私も楽しみにしています。。

半世紀での変化

人間の体型って、食や住文化で半世紀ほど経つと結構変るものなんだ…と、この仕事をしながら感じる事が多々ある。

私の姪っ子は小学5年生。つい3年ほど前はあまり感じなかったのに、この間あったときにビックリした。

まぁスラっと身長が伸びたこと!

体重は変らず身長だけがのびたかのような、形容詞で例えると細長ーい感じに成長していた。まるでフランス人(←あくまでもイメージですが)。私たちの時代からでも、明らかに手足が長くなり、身長が伸びている。

アメリカの半世紀ほど前の家具を取り扱っていて思う事。

一人がけのソファが、今の日本人の体型であまり違和感がないということ。つまり、半世紀ほど前のアメリカ人は、今の日本人と体型が変らなかったようです。

それからファイヤーキングのマグの大きさが、今私たちがコーヒーを飲むときに丁度よい大きさであるということ。今のアメリカ人が使っているマグって、もっと大きいもののような気がする。

こんな風に住文化で見ても、アメリカ人が半世紀ほどで大きくなったのを感じる事ができます。おそらく、古着屋さんなんかは服のサイズや縫製で感じる事ではないかと思います…。

さて、買付けの時はアメリカ食を食べることになります。

で、思う事。

量が多い。

買付けから戻ったら、ブログに書こうと思って写真をとっておいたこの2枚。

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コーヒーものどを潤すようにガバガバのむアメリカ人。それに比べ日本の缶コーヒーの小さい事。半分以下の量です。

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そして日本のファミリーパックよりも重い、アメリカのスナック菓子の量。

完全に飽きます。そしてこれを一袋食べると、完全にご飯が食べられません。。

この文化はいつまで続くのか…
もう半世紀先に、アメリカ人はどこまで大きくなっているのか、ちょっと楽しみ。。

リフォーム

今日はパームスプリングスからのお届けのお客様の部屋のご紹介ではなく、とある方のお部屋紹介。

名古屋市内のマンションをリフォームされたお部屋です。

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玄関を入ってすぐの光景。どんなお部屋なのかワクワクします!

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グリーンの壁が優しい色合いのリビング。

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ベランダに向かって配置されたデスク。

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日本の古い物がお好きなので、ところどころに配置してある家具は、古いものが多い。

でもでも。

なーんだか外国の匂いがしません?実はこちらの住人は外国の方。もう10年ほど日本にお住まいだそうです。

マンションのリフォームはほとんどご自分でコツコツされている(現在も)そうで、その腕を買われてか、日本に住む外国の方からのリフォーム依頼も多いそうです。

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外国人のリフォーム業者。日本人にも人気がでそうですよね!ただ、サイズは外国人サイズ…。アイランドキッチンもシンクも全部、ご自分で製作。右側のウチの相方にはさすがにシンクの高さが高いですよね(笑)