心奪われたあの感覚

a22c2ffe.JPGところ変わって…只今アメリカに来ています。
このところ大須移転のため内装工事で、大須と北名古屋と自宅(それぞれ約30分)をあっちへ行ったりこっちへ行ったり慌しくしておりました。営業時間も変更になったりと大変ご迷惑をおかけしております。内装工事がなかなか予定通りには進まず、オープンを順延しなければいけないかと思いましたが、連日友人達にヘルプして頂いて17日には予定通りオープンできそうです。

そもそも移転の話が急に浮上し、買付けと重なってしまった事がバタバタの原因。その上1歳ちょっとの娘を実家に預けていくため、少し前に私(嫁)だけ家を出発していたので、人手が減ってしまい予定が遅くなってしまいました。内装についてのすったもんだは、買付け日記が終わってからゆっくりとご報告いたします。

さて今回もおなじみの大韓航空にのっての空の旅。大韓航空はシートの前にモニターが付いていて、ゲームや映画、運航状況をそれぞれが自由に使えます。ですので、見たいけど眠たくて映画を見られなかったなどといくことはなく、好きな時間の過ごし方を出来ます。ただ今回は疲れが溜まっていてほとんど目を閉じていました…。

そしてお互い一度も席を立つこともなく、無事サンフランシスコに到着いたしました。そう、そうなんです。今回はサンフランシスコからのスタートなんです。

4年ほど前に一度ここに来て(その時は手荷物で持ち帰れるだけの観光で)ずーっとまた行きたいと気になっていました。買付けで新しい地に行くということはちゃんと買えるかどうかや時間的にも結構リスクを伴います。ですがうちは行ったことがない場所に行こうと思います。それは慣れのせいで感覚が鈍るのを防ぎたいから。初めてアメリカに来て、素敵な家具を見たときのあの心奪われた感覚を、そのままお店で伝えたいんです。

だから、あえて新しい場所に行こうと思います。そして、アメリカの風も一緒に持ち帰りたいと思います。

内装工事真っ最中

来月中旬にお引越しする名古屋の大須の店舗を、ただいま急いで工事中です。去年、現在の店舗の内装工事をやって、今年の夏前にプチ改装をしたばかりなのに、またまた内装工事です。こういうところの予算は抑えたいので、今回もほとんど自分達でやることにしました。

しかも今回は解体工事からの大掛かりな工事をしています。大須は古い町なので必然的に古い建物が多く、古い建物を活かして内装を作っている店舗がたくさんあります。遅れましたが、大須という街は名古屋の中心部「栄」の南に位置する、商店街を中心とする商業エリアで、大須観音など神社もある新旧混合の街です。

話を戻して…内装工事や家でのDIYは何度も経験済みですが、さすがに解体工事は初めての体験です。築40年ほどの建物は何度かのリフォーム後、今の形になったそうです。そのため何でこんなところからクーラーの配管を通したのだろう?というくらい不自然な配管やら、シャワールームの名残のタイルが貼ってある壁など、難関だらけです。

まず壁やパーテーションを取っ払うところから開始。クロスの下のベニヤ板は釘が撃ってあって、そのまた下にクロスがでてきてベニヤがあって…と二重になっていました。クロスがキレイに剥がれないと釘の頭が隠れてしまううえ、釘のピッチが狭く、抜いても抜いてもなかなか取れませんでした。

無理やりはがそうとも試みましたが、ベニヤがくずれてしまい、返ってやっかいだったので、1本1本くぎ抜きをしてやっと骨組みがでてきました。骨組みは丸のこで比較的早く取り除けました。

次の難関は廃材の処理、床コンクリートのはつり、左官、天井の隙間隠し、入口ドア制作、ペンキ塗り、天井電気工事、看板取り付け、床カーペット敷き…で、やっと商品搬入です。本当に出来るのか?!

内装工事日記の続きはまた次回。今度は写真も公開します!

大きな変化(パームスプリングスはお引越しします!)

お店をオープンして1年と4ヶ月あまり。店舗の場所はとても小売に適していると言えるような場所ではありません。周りは畑に囲まれ、幹線道路からも少し中に入っている倉庫なので、とっても見つけられにくい所です。それでも、お客様は畑の中を迷いながら見つけていただいたりと、たくさんのお客様に来ていただいております。

前にも書きましたが、なぜこんなところでお店は始めたかと言いますと、ある程度の広さのある店舗で店の前にコンテナが着けられるという条件で探していました。もちろん予算の関係もありましたので、倉庫造りになったのですが、条件に合った倉庫の退去予定がある物件を見に行くと、そこではハンドメイドの家具の製作と販売をしているお店がありました。

お話を伺うとその方はお店を閉められるとの事で、こんなに設備もあるのにもったいないなぁと思っていると、その方が「家に機械を置く所がないので、置かせて貰えるなら自由に使って下さい。」とおっしゃいました。

以前木工関係の仕事をしていた私は、道具の重要性を考え、他の物件もあまり調べないままここに決めました。やはり設備があるとないのでは、やれる事の幅が違います。
という訳で、今でもその方とのご縁でとってもありがたいことに、無償で使わせていただいています。

ネットの販売を中心で考えていたので立地にはこだわらず、今の所でお店を始めたのですが、時間の経過と共にたくさんのお客さんに来て欲しい、実際に見て欲しいと考えるようになりました。
嬉しい事に今でもネットでのお客さんも多数いらっしゃいますが、出来れば商品を見て頂きたいと思い、何処かいい所あれば移転したいと思う気持ちは強くなるばかりでした。

こんな最中、たまたま知り合いのご縁である物件のお話を頂きました。予期せぬ事でかなり悩みましたが移転をする事にしました。基本的に店舗は移転しますが、現在のお店はリペア作業と倉庫という形で営業いたしますので、いち早く入荷商品を見たいお客様は北名古屋市へお越し下さいませ。

移転先の場所は名古屋市中区大須です。オープン予定は11月中旬なので、今は毎日内装工事を着々と進めています。詳細は今後HPとブログでお伝えしたいと思っています。

大事な作業

24b9042f.JPG何気に相方がいつもリペア作業をしている作業室をのぞいた。普段は2階へ上がるために作業室を素通りしている私ですが、今日はたまたま作業台の前に立ちました。

そしたら、見たこともない小さなカンナが置いてあってビックリ。こんなちっちゃなカンナがあるんだー(写真一番左)と関心していたら、相方がいろいろ出してくれました。一番小さなのは全長8cmくらい。家具の入り組んだ個所を削るらしい。ほかには溝を削る(襖なんかのレール部分など)ものとか、鋭角に尖ったカンナや、刃の部分がアールになっているものなんかもありました。

前から気になっていたんですが、相方が「今日はカンナをかけたい」と言っていたのに一向に作業している感じがしないなぁと思っていたら、まず研石を研いで、カンナの刃を研いで…やっと本題に入るという段取りだそうです。そりゃ時間かかるわ…

でもその作業のおかげで開きにくかった扉がスムーズに動くようになったりするので、大事な作業ですね。

そうそう写真で確認できますか?一番上のカンナには2618長崎とマジックで書いてあります。彼の中学時代の学年と組と出席番号(2年6組18番)です。これももうすぐビンテージの仲間入り?!(笑)

カッコイイへ大変身!

5050fc88.JPG先日お買い上げいただいたデンマーク製のダイニングセット。イスは買い付けたときは北欧家具らしいやさしいモスグリーンのファブリックがついていたのですが、経年で少々擦れや汚れがあり張替え予定でした。張り替える生地もオリジナルを損なわないようにと思い、前回の買付けで手に入れたデンマーク製のビンテージファブリックを使用するつもりでした。

お買い上げのお客さまもビンテージのファブリックを見て、張替えするつもりだったのですが、念のため写真で合成して雰囲気を見てみようと試みたところ、なんだか変な感じでお客さまにも確認したら、どーも合わない気が…ということになり、急きょ変更になりました。

ちなみにファブリックの柄が緑地に黄緑のストライプだったのですが、今回のイスは背もたれにも布部があるため、ストライプが短くなってしまいおかしな感じになってしまいました。

そこで、現在使われている「フリッツハンセン」のチェアと一緒の部屋に置くとのことでしたので、ブラックのレザーに張り替えることになりました。出来上がったイスの印象はやさしいからカッコイイに大変身!一応とおもって写真の合成で確認してよかったー。

前回の買付けで手に入れたビンテージのファブリックは次回、合いそうなイスかソファの張り替え用に大事に保管したいと思います。
フリッツハンセン

お届けの成果

d462f7a7.JPG家具のお届けが続いたのでお届け日記パート2。

家具の配達というのは結構いろいろ事件が起こります。というのもいくらメジャーで間口の確認をしても、実際家具を運んだときに誤算が生じるからです。今回もお届け先に着くや否や玄関までの通路に車が止まっていたり、玄関から入った廊下部分が少しクランクになっていたりで、玄関からの搬入をまず諦めました。

幸い1階に住まれるそうなので(お引っ越し当日でした)ベランダ越しに搬入をすることにしました。でもそこにも最大の障害物があって、まずベランダの塀を越えて…間口に入れるために家具を回転させてと3人掛かりの作業となりました。

でもお客様はちょっとしたお祭り騒ぎのように感じられたのか「楽しかったです」と感想を頂きホッと一安心しました。

後日、そのお客様からメールを頂いたのですが、当日届いたその他の家具でダイニングのイスの座面が思った感じと違っていて(ネットでご注文されたそうで)張替えのご相談を受けました。

そうやって買ったお店ではなく、うちに相談していただけるなど少し繋がりが出来てきたことが、今回の搬入の最大の成果ではないかと思います。

お届けした家具はキャビネットとテーブルで、写真手前のベアチェアとも相性抜群です。今後、どんなインテリアでお部屋が仕上がっていくのか、勝手ながらこちらもとても楽しみです。

落ち着く空間

家具の配達に行くと必然的にお客様それぞれの住空間をちょっと拝見させてもらえます。今日配達に伺った岐阜県多治見市にお住まいのお客様のお宅はスゴかった。

築100年は経つという旧家で実家の2階部分にお住まいだそうです。ビジュアル的に分かりやすく言うと高山や京都の古民家のような雰囲気。玄関を入るなり日本家屋の雰囲気にのまれました。時間が止まったような巻き戻ったような感覚とでも言いましょうか…。

天井の低めの通路を奥へ進むと2階への階段が見えてくるのですが、階段にふたができるような仕掛けがあったり、3~4段くらいの階段がところどころにあったり、そんな家には住んだことがないのになぜだか懐かしく感じる空間でした。

やはりそういう空間には新品の家具は合わないと感じられたのか、そろえられている家具はほとんどが古いもので、異文化ではあるものの不思議と違和感なくマッチしていて落ち着く空間が出来上がりました。

その雰囲気にのまれたまま帰ってしまったので写真を撮らせて頂くのをすっかり忘れてしまいました…。今度、お店に来ていただいたら写真をお願いしてみようかと思います。

お土産?

アメリカに行ける仕事イイですね~とよく言われます。確かにイイです。が、個人経営で海外買い付けほど気が重い仕事はないかもしれません。

ちゃんと買い付けできるだろうか…トラブルなく帰ってこれるだろうか…などなどなどなど。心配事は帰るまで付きまとい、帰ってからは心配事が売れるだろうかに変わり、売れたら売れたで在庫の調整をはかりながら次回の買い付けのスケジュールを組み…。あーなんかお腹いっぱいになってきた。でも、それも楽しいといえば楽しいのですが。

そんな重い気を引きずりながら買付けしていると、時々二人とも壊れる時があります。いい物を見つけたときで値段が高い時。買い付けがんばってるよねーとか言って、自分たちにご褒美&お土産にする?(結局お土産にはしませんが)とか言い訳しながら買ってしまうときがあります。

どれとは言いませんが毎回そんな商品がひとつ。またひとつ。と増えていっています…(´∀`*)。

ちいさな変化

買い付け。これが成功しないと後がキツイ。商品や人との出会い、価格、タイミング、スケジュールなどいくつもの条件が揃わないと成功しません。アメリカに行くとうちのお店に置いてあるような家具やインテリアがたーくさんある訳ではないし、本当にたくさんの物のなかから一つずつピックアップしています。いろんな場所を探し回って集まった集大成なのです。

買い付けに行った次の月に商品が到着。このタイムラグをちゃんと計算しロスのでないように調整したり…数ヶ月に1度の買い付けですが、その10日間にかける労力や時間、気苦労はその何倍にもなります。

それでもホームページやお店に来ていただいて商品の感想を聞けた時、その時がやっぱり一番うれしいです。はじめは自分のために始めたお店ですが、近頃変化してきているのを実感しています。

これからもパームスプリングスは仕入を新しく開拓していきたいと思っています。広いアメリカ、まだまだ紹介できるものがたくさんあるような気がします。そしてまた率直な感想に動かされてしまうのかな。( ´_ゝ`)

やりたいことどっさり!

お店を始めてから、次から次へとやりたいことが出てきています。小さなことから大きなことまで「どっさり!」。全て自分達で決めて、ほとんど自分達で実行。でもなかなか出来ないことも多くモヤモヤすることも多いです。

OLだった頃。何がやりたいのか、自分には何が出来るのかなかなか見つからず、ただただ毎日が過ぎていた頃がありました。その頃には想像もしなかった今の状況。一つ走り始めると、そんな頃がうそのようにやりたいことでいっぱいです。

少しだけ勇気を出してなにか一つで良いから、何かを始めてみてください。そこから広がる世界は想像も出来ないくらい大きいかもしれません。