エイドリアン

入荷直後ということで店内にもイギリス・ヨーロッパの家具がいつもより多めに並んでいます。
パソコンに向かっている右手にもGプランのディバイダーがあったりして、いつもとは違う景色。

せっかくなのでヨーロッパミッドセンチュリーの話を、とも思ったのですが、
今日はウェブショップに掲載されているアイテムのデザイナーについて書こうと思います。

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こちらのコーヒーテーブルのデザイナー、エイドリアンです。

Adrian Pearsall(USA, 1925-2011)

エイドリアン・ピアソール(パーソールとも)はアメリカ出身のデザイナー。
力強くのびのびとしたデザインで50・60年代に活躍した、アトミックエイジのアイコン的存在です。

ゴンドラソファや上記のコーヒーテーブル、ハイバックのシングルソファなどなど、パームスプリングスでも過去に色々と取り扱ってきました。

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どれも大胆で伸びやかで、オブジェのような佇まいが魅力なんですよね。。

エイドリアンは、イリノイの大学で建築エンジニアリングを学んだ後、妻と共にロートアイアンを使った家具をデザインしはじめます。
週末になると車に家具を積みこみ、ニューヨークなどのデパートに営業に行っていたとか。

1952年にはペンシルバニアのWilkes-Barreでクラフト・アソシエイツを設立。
兄弟のリチャードも事業に加わり、6人だった従業員は800人にまで増え地元の大手企業になりました。

carft associatesは家具雑誌に取り上げられるなど、当時から高く評価されてたんですね。
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テーブルのベースを積み重ねたサマなんて、オブジェそのもの!

ソファやテーブルの他にも、クラフトアソシエイツからはこんなアイテムも販売されていたみたいです。

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アトミックエイジらしく、地球自体がロケットのようになってます。
こんな地球儀なら子供から大人まで手元に置いておきたくなりますよね。

その後1968年にLANEに買収され、エイドリアンデザインのLANE社製家具もいくつか生まれます。

これとか、
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これなんかもエイドリアンデザインらしいです。
(サインなどはないですが、海外サイトだとエイドリアンデザインとして紹介されてたりします)

エイドリアンは自社が買収されるとJohn Grahamと共にComfort Designsという別会社を立ち上げますが、最終的には家具デザインから引退してしまいました。

ですが、彼のクラフトマンとしての意欲は衰えることなく、引退後はクラシックヨットのレストアや航海に熱中するようになり、情熱を傾けていたそうです。

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海辺の快活なおじいちゃん、といった雰囲気。

デザイナーとして活躍していたときから、おごり高ぶることなく慈愛に満ちた人柄だったとか。
優しい感じがこの写真からも伝わってきます。

アメリカンミッドセンチュリーらしい力強さがありながらも、キツくギラギラしていない柔らかい雰囲気のデザインは、エイドリアンの人柄がにじみ出ているのかもしれませんね。

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